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どろん

<毎週金曜更新>かつて、人の心を読むことができる妖怪・覚がいた。時は流れ、覚と人間の血を引く杢は人の心が読めない代わりに“人ならざる者”の心を読むことができる。人智を超えた声に耳を傾け、その手を差し伸べるのは――。

人の心を読む妖怪「覚」の血を引く青年・杢。彼が対峙するのは人間ではなく、人ならざる者たちの叫びだった。読めないはずの「人の心」に代わり、異形の存在の孤独や悲しみに触れる彼の物語は、静かで、どこか温かい。切なくも優しい妖怪ファンタジーを読みたいなら、絶対に外せない一作です。彼が迷える異形たちに差し伸べる手、その先にある結末をぜひあなたの目で見届けてください。