一迅プラス更新: 不定期
それが君になる
五木雨音は学生時代に恋焦がれた相手にそっくりな少女・柏木陽と出会う。外見は瓜二つなのに、その中身はまるで正反対で、明るくまっすぐな陽はなんのてらいもなく雨音を慕う。面影を思い出すのがつらい、目の前の少女があの日焦がれた“彼女”でないことがつらい……。行き所を失くした想いから、陽を突き放そうとする雨音だったが……。
忘れられない過去の恋人、その面影を宿す少女と出会ってしまったら――。主人公・雨音の心を引き裂くのは、愛する人と瓜二つなのに全く別の性格を持つ陽の存在。過去の亡霊に囚われ、目の前の純粋な陽を突き放そうとする雨音の葛藤が切なすぎて胸が締め付けられます。面影を追い求める苦しみと、今を生きる少女への新たな恋心。交錯する想いが織りなす、繊細で心揺さぶる青春ラブストーリー。読み終えた後の余韻が凄まじい、感情を揺さぶる傑作です。




